今月から上高地みそのホームぺージを全面的にリニューアルしました。
新しいホームページは、食品業界の方に上高地みその歴史や製品開発の体制、考え方などを紹介して、一緒にオーダーメードの味噌加工品を開発しませんかと呼びかけることを主眼としたものです。もちろん、上高地みその製品をお買い求めいただくショッピングサイトにも、従来同様にリンクしていますの、引き続きご利用いただけます。個人のお客様にも、上高地みその製造に取り組む姿勢をご理解いただければと思います。
ホームページのリニューアルに際しては、私たち自身、上高地みそについてもう一度見直してみました。そして、会社の基本として「味噌造りは生き物を育てるのと同じ、謙虚に、丁寧に、心を込めて」という、私が家業を継いだ時に先代が話された言葉について、味噌加工品製造のウェイトが高くなった今でも、絶えず噛みしめていくべきだと再認識しました。
また、会社の歴史について、「伝統と進化」という言葉で総括しました。ホームページに掲載する創業当時の昔の写真などを整理しながら、改めて「伝統」を感じましたが、私が会社を継いでからの30年間を、自分が経験した歴史として振り返った時に、先代が緒を着けた「進化」の一歩を、更に大きく進めるチャレンジの期間であったと思います。1970年代に先代が始めたみそ加工品の製造について、2016年に工場を山形村の現在地に移転新築して製造設備を充実させ、ドレッシングなどに求められるべき高い衛生レベルの実現に取り組みました。もちろん、「伝統」持続のため、これまでご愛顧下さった「上高地みそ」のお客様にご満足頂ける味噌の品質を維持すべく、仕込工程を受け持つ協力工場とのやりとりを重ねました。
工場を移転して満6年、「伝統と進化」の歴史を継続する体制が出来上がった今こそ、再び対外的な情報発信を強化して、お客様との関わりを広く求め、お客様は上高地みそに何を求めているのか、お客様のために何が出来るのかを、真剣に探って行かねばならないと思いました。お客様からご注文を頂かなければ、「伝統と進化」を掲げても企業として立ち行きません。
新しいホームページは、お客様との関わりを拡大・深化させる第一歩と位置付けられます。ホームページに謳った通りに、お客様にご満足いただけるのか、まだまだレベルアップしなければなりませんが、お客様に教えて頂きながら進んで行きたいと思います。
やや硬い内容となってしまいましたが、新しいホームページに賭ける意気込みを語らせていただきました。宜しくお願い致します。