味噌屋達の日常

イベントの食べ物

寒かった今年の冬も懐かしく感じるような陽気の日々が続いています。関東地方ではをろそろ桜の開花が話題になることかと思います。
長野県の当地においては開花は早くて4月の初旬になるかな、と思われます。
皆さんのよく使う食品量販店いわゆるスーパーマーケットでは季節の行事などにあわせた商品陳列、特売などの販売促進を力を入れて実施されています。
これらの特売、品揃えは大体どこも3ヶ月前からの企画提案になります。ですので今の時期だと6月の商品、特売などの提案のタイミングになります。
この食に係わる行事ですが私が入社した頃に較べるといろいろと変わってきているなぁと感じます。
かれこれ30年程前ですね。当時はいわゆるバブル期で、特に大きく話題になったのがボージョレ・ヌーボーの解禁日です。
やはり多分に当時の好景気であおられた物かとは思います。
当時は仕事柄、お客様からのいわゆる斡旋販売があって解禁日にはネクタイ姿のオジさんたちが量販店のサービスカウンターから両手にボージョレ・ヌーボーを提げて出てくるという光景がよく見られました。
似たようなパターンはクリスマス時期のケーキなんかでも見受けられました。
また、ちょうど今の時期のホワイトデーも同じ頃に一般的になってきたように思います。
2月の節分の恵方巻きも一般的になったのはここ十年ちょっとぐらいではないでしょうか。
最初の頃は節分の日に地方によっては太巻きを切らずにして正座して一息で食べると言う話を聞いた時はなんかのネタかと思いましたが今では住宅事情もありますが豆撒きより主な行事になってきたように思います。
そのうちに家の中に煎った大豆を撒く、と言うのが信じられなくなる時代が来るかもしれませんね。
また、夏至過ぎから7月にかけての「半夏生」の日に蛸を食べる、というのもまだそれほど一般的ではないですがここ数年でだいぶ知られるようになってきたと思います。
恵方巻きと同じく元々は関西の風習のようですね。
現在もスーパー、商社、食品メーカーは日々
、売上に繋がる新しい食の提案を探求しており、日本全国のみならず世界中でまだ知られていない食品や食に係わるイベントを探し続けています。これからも思いもよらない食べ物、食べ方が広がるかもしれませんね。

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